今回は「クレジットカードの種類」について解説します。
クレジットカードは、「ランク」「国際ブランド」「カード発行会社」などの種類に分けることができます。
クレジットカードは、どんな種類がある?
| ランク・グレード (カードの色) |
基本的に下記の順番でランク付けされています。
利用者のステータスが上がるほど、クレジットカードのランクも上がります。 (例) |
|---|---|
| 国際ブランド (マーク・ロゴ) |
国際ブランドとは、世界に流通している決済システムを運営するブランドです。 現在、広く流通している国際ブランドは「7大ブランド」と言われる以下の7種類です。
(例) |
| カード発行会社(イシュアー) |
クレジットカードを発行している会社です。 会社の業種によって、以下に分類されます。
(例) |
このようにクレジットカードには数多くの種類があり、それぞれに特徴があります。
そのため、種類ごとに「何が違うのか?」がわからなければ、「どのカードを選べばいいのか」がわからずに悩んでしまうでしょう。
そこで今回は、「クレジットカードの種類」について徹底解説しています。
この記事を読めば、
といった内容がわかります。
さらに、種類ごとのおすすめクレジットカードや多くの人が疑問に思うよくある質問についてもまとめています。
ぜひ最後まで読んで参考にしてくださいね。
クレジットカードの種類は3つの要素で分けられる
クレジットカードの種類は「ランク・グレード」「国際ブランド」「発行会社」の3つの要素に分類されます。
それぞれの要素を理解して、正しくクレジットカードを利用したいものです。
まずは、クレジットカードの3つの要素について解説します。
カードのランク・グレード(色):優待や年会費が異なる
クレジットカードの要素の一つが、「ランク・グレード(色)」です。
クレジットカードといえば「ゴールドカード」や「プラチナカード」をイメージする人も多いでしょう。
これらのカードは、一般のクレジットカードと比べるとランクが高いカードです。
クレジットカードは、基本的に下記の順番でランク付けされています。
- 一般(スタンダード)
- ゴールド
- プラチナ
- ブラック
利用者のステータスが上がるほど、クレジットカードのランクも上がります。
また、ランクによって優待や会費も異なるのが特徴です。
クレジットカードの券面の色がランクを表していることも少なくありません。
例えば、ゴールドカードはその名の通り、券面が金色になっているケースが多いでしょう。
プラチナカードは、シルバーやダークグレーが施されているケースがよく見られます。
一方、ブラックカードは、券面が黒色とは限りません。
国際ブランド(マーク・ロゴ):利用できるお店が異なる
クレジットカードに記載されている「VISA」や「MasterCard」などのロゴは、国際ブランドを表します。
国際ブランドとは、世界に流通している決済システムを運営するブランドです。
国際ブランドによって、利用できる店舗が異なるため、クレジットカードを選ぶ際のポイントとなります。
現在、広く流通している国際ブランドは「7大ブランド」と言われる以下の7種類です。
- VISA
- Mastercard
- JCB
- American Express
- Diners Club
- Discover
- 銀聯(ぎんれん)
クレジットカード会社によって、取り扱っている国際ブランドは異なりますが、複数選べるケースが多いでしょう。
ただし、一度国際ブランドを選ぶと、同じクレジットカード会社では別のブランドに変えられないことがほとんどです。
別のブランドに変えたいと思っても簡単に変更できないため、しっかりと考えてから選ぶ必要があります。
クレジットカード発行会社:会社によりカード名称などに違いがある
国際ブランドとライセンス契約を結び、クレジットカードを発行しているのがクレジット発行会社です。
「イシュア」とも呼ばれ、クレジットカードを利用する会員の管理を行っています。
例えば、クレジットカードを利用した際の立替金を支払うのはクレジットカード発行会社の役割です。
合わせて、利用代金の請求や利用状況の管理、利用明細の発行なども、クレジットカード発行会社が行います。
クレジットカード発行会社は、日本国内でも大変多く、ジャンルだけでも「銀行系」「流通系」「鉄道交通系」など様々です。
また、クレジットカード発行会社によってカードの名称にも違いがあるほか、特典や手数料、引き落とし日といった細かな点も異なります。
クレジットカードのランクは4種類
一般的に、クレジットカードのランクは以下の4種類あります。
ランクによって、年会費やサービス内容が異なるのが特徴です。
続いては、各ランクについて詳しく解説します。
一般カード
多くの人が利用しているスタンダードなクレジットカードが、いわゆる一般カードと呼ばれるタイプです。
多くの一般カードは、年会費が無料~3,000円程度となっています。
年会費がリーズナブルなので、付帯されるサービスや特典のランクは高くありません。
例えば、一般カードでは旅行損害保険が付帯されていないケースが多いでしょう。
付帯されていたとしても、旅行代金の支払いでクレジットカードを使った時といった条件をクリアする必要があります。
とはいえ、レンタカー優待や手荷物一時お預かりサービス優待などの基本的な優待は付帯されているので、高度なサービスがなくても困らないという人におすすめです。
また、年会費がかからないことから、初めてクレジットカードを利用する人にとっても使いやすいでしょう。
「一般カード」について、もっと詳しく見る!

ゴールドカード
一般的なクレジットカードよりも、ワンランク上のサービスが受けられるのがゴールドカードです。
ブラックカードやプラチナカードよりも身近な存在ですが、金色のカードは所持しているだけでステータスを感じられるでしょう。
以前は、なかなか持てないといわれていたゴールドカードですが、最近はリーズナブルな年会費で作れるクレジットカードも登場しています。
ただし、クレジットカードの特典やサービスは、年会費に応じてグレードが上がるため、リーズナブルな年会費だと十分なサービスが得られない可能性は否めません。
ゴールドカードを持つための条件となる年収は、クレジットカード発行会社によって異なりますが、以前ほど厳しくないようです。
とはいえ、勤続年数や年収が短いと審査に通過できない可能性が高いでしょう。
プラチナカード
ブラックカードを除く一般的なクレジットカードの最上位に当たるのがプラチナカードです。
プラチナカードの魅力といえば、何といっても特典が充実している点にあります。
特に、コンシェルジュサービスは、ゴールドカードや一般カードにはない特典です。
こうした特典サービスの利用料金は、プラチナカードの年会費に含まれています。
そのため、ゴールドカードや一般カードに比べて年会費が高いのが特徴です。
一昔前までは、年収1,000万円以上なければプラチナカードを持つことができないとされていました。
しかし、近年は定職についている25歳以上であれば、プラチナカードが持てると言われています。
とはいえ、高い年会費を払って利用するカードなので、それなりの年収が必要です。
ブラックカード
クレジットカードの中でも、最もランクが高いのがブラックカードです。
お金持ちの人が持つカードといったイメージを持つ人が多いでしょう。
実際、ブラックカードのほとんどは招待制で、誰でも持てるカードではありません。
ステータスが高く、クレジットカード発行会社から認められた人のみが持てるカードです。
ブラックカードを持つための条件は公表されていませんが、ゴールドやプラチナカードの条件を超える年収があり、年間に使用する額などが高いことが推測されます。
ブラックカードは、利用限度額の上限がなく、サービスのクオリティが高いといわれていますが、その分年会費が高いのも特徴です。
また、ブラックカードを取り扱っているクレジットカード発行会社も少なく、数社程度といわれています。
しかし、詳細が明らかにされていないため、確かな情報は推測するほかありません。
7種類の国際ブランド
国際ブランドは、世界各国に決済システムを提供する役割を担っています。
例えば、クレジットカード発行会社である楽天や三井住友銀行、オリコなどが世界中にネットワークを持つのは大変な労力です。
そのため、クレジットカード発行会社は、国際ブランドとライセンス契約を結び、決済システムを利用します。
一昔前までは、「VISA」「MasterCard」「JCB」「American Express」「Diners Club」の5社が5大国際ブランドといわれていました。
しかし、近年ユーザー数が増えているのが、「銀聯(ぎんれん)」と「Discover」です。
現在、クレジットカードの国際ブランドといえば、この7種類が主流となっています。
続いては、7種類の国際ブランドについて、それぞれの特徴をみていきましょう。
VISA(ビザ)
クレジットカードの国際ブランドとして、知名度やシェア率が最も高いのがVISAです。
運営会社は、アメリカ合衆国デラウェア州を拠点とするVISA Inc.で、日本法人として「ビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社」があります。
VISA自体は、直接クレジットカードを発行していませんが、2018年の取引量は約1,880億件でした。
クレジットカード・モバイル決済を専門に取り扱う情報誌「ザ・ニルソン・レポート」によると、2018年の段階ではVISAが飛び抜けてシェア率が高く、その浸透ぶりがうかがえます。
VISAの特徴は、なんといっても国内外問わず利用可能店が多いことです。
日本だけでみても、クレジットカード決済に対応しているほとんどの店舗で、VISAを取り扱っています。
Mastarcard(マスターカード)
VISAに続いて、ユーザが多いのがMasterCardです。
運営会社はMasterCard社で、アメリカ合衆国ニューヨーク州に本社があります。
2018年の取引量は約1,030億件とVISAには及ばないものの、非常に多くのユーザーが利用していることがわかるでしょう。
MasterCardもVISAと同じく、自社でクレジットカードを発行していない企業で、「決済カードブランド」と呼ばれています。
MasterCardの特徴は、会員専用の優待プログラム「プライス・シティ」が用意されている点です。
日本国内でも、「プライスレス・ジャパン」というサービスがあり、旅行やレストランなどでサービスが受けられます。
また、海外で利用する際に気になるレートは、手数料がVISAよりも多少低いMasterCardがお得です。
海外旅行に頻繁に行く人は、MasterCardを一枚持っておくと便利でしょう。
JCB(ジェーシービー)
JCBは、日本に本社を構えるクレジットカードの国際ブランドです。
運営会社は、株式会社ジェーシービーで、国際ブランド運営だけではなく、クレジットカードの発行も手がけています。
2018年の取引量は約40億件と世界でのシェア率はさほど高くありませんが、日本に一つしかない国際ブランドということもあって、日本でのシェア率はVISAに次いで二番目です。
JCBの特筆すべき特徴は、American ExpressやDiscoverといった他ブランドと提携している点でしょう。
世界的なシェアが低い分、提携することによって海外でも利用しやすい環境を整えています。
また、分割やリボ払いなど支払いに関するサポートや海外旅行時のケアなど、細かいサービスが受けられるのもJCBの特徴です。
日本の企業だからこそできる、きめ細かな心遣いと言えるのではないでしょうか。
American Express(アメリカン・エクスプレス)※通称:アメックス
世界シェア率のトップ3にあたるのがAmerican Expressです。
本社は、アメリカ合衆国ニューヨーク州にあるAmerican Express International, Inc.で、日本支社は東京都港区に位置しています。
発行総数は、2018年の取引量は約80億件でVISAやMasterCardとは大きな差がありますが、世界シェア率は9%と多くのユーザーが利用している国際ブランドです。
通称「アメックス」と呼ばれ、一般カードでも年会費がかかりますが、サービスが充実しているため、日本でも利用者が増えています。
特に、国内外の空港でラウンジが無料で使えるほか、最高5,000万円の保障が得られる海外旅行損害保険が付帯されるなど、海外で利用する人にとっておすすめのクレジットカードと言えるでしょう。
また、歴史の深いクレジットカードとして世界中で認知されているため、ステータスシンボルとして所持する人も少なくありません。
日本では加盟店が少ない印象がありますが、JCBと提携しているため、JCB加盟店なら利用可能です。
Diners Club(ダイナーズ・クラブ)
アメリカ合衆国イリノイ州に本社を置き、アメリカ合衆国をメインに世界展開する国際ブランドがDiners Clubです。
現在の日本では、馴染みが薄く感じますが、実は日本初のクレジットカードとして知られています。
シェア率は約1%程度と低く、取引量も約30億件とJCBよりも下回る数値です。
とはいえ、年会費が24,200円かかり、27歳以上のみが入会できるとあって、ステータスの高さが注目されています。
付帯サービスのクオリティも高く、海外旅行保険は最高1億円まで保障されるほか、高級ホテルの宿泊優待や空港ラウンジが無料で利用できるなど、世界を飛び回る富裕層にユーザーが多いのも頷けるでしょう。
さらに、利用金額に一律の上限がないのもDiners Clubの特徴です。
ユーザーごとの利用状況や返済実績に合わせて個別設定されます。
Discover(ディスカバー)
近年、国際ブランドとして頭角を現しているのがDiscoverです。
アメリカ合衆国イリノイ州に本社のある、ディズカバー・フィナンシャル・サービシズが展開しています。
取引量は明らかではありませんが、会員数はアメリカを中心に5,000万人を超えており、シェア率は1%程度です。
日本では馴染みが薄いものの、2006年にJCBと提携したことにより、日本での利用数も拡大傾向にあります。
ディスカバーカードの年会費は無料となっており、ポイント還元率は1%です。
また、利用限度額が高めなので、安心して利用しやすいクレジットカードと言えるでしょう。
ただし、日本ではクレジットカードの発行ができないので要注意です。
発行するためには、海外で口座を開設する必要があり、簡単とはいえません。
銀聯(ぎんれん)
日本を訪れる中国人が増えてきた昨今、よく目にする国際ブランドが銀聯です。
中国中央銀行が軸となり作られた中国銀聯が運営しています。
発行総数は80億枚以上と言われ、世界でもトップクラスとなっていますが、その多くが中国に集中しているのが特徴です。
中国では、銀聯カードのみを取り扱っているケースも多く、都市部だけではなく地方でもほとんどの店舗で使えます。
そのため、中国へ行く際には銀聯カードが必須といっても過言ではありません。
これだけ中国に特化しているクレジットカードですが、日本でも発行している金融機関があります。
例えば、三菱UFJニコスでは、MUFGカードの会員に対して銀聯カードの発行を行なっており、手続き可能です。
ただし、銀聯カード単体での発行は受け付けていません。
クレジットカード発行会社(イシュアー)の種類
クレジットカードの国際ブランドとラインセンス契約を結び、クレジットカードを発行する会社のことをイシュアーといいます。
クレジットカード発行会社の役割は、ユーザーと直接契約を交わし、会員の管理や利用代金の請求、不正利用を監視などです。
クレジットカード会社にもたくさんの種類があり、主に「銀行系」「流通系」「鉄道・交通系・航空系」などがあげられます。
例えば、銀行系であれば三井住友カード株式会社や三菱UFJニコス株式会社などが有名でしょう。
流通系は、クレディセゾンやイオンクレジットサービス株式会社、鉄道・交通系・航空系であれば、ANAやJALが発行するカードなどがあげられます。
クレジットカード発行会社によって特徴が異なるので、ひとつずつ見ていきましょう。
カード会社の分類とそれぞれの特徴
クレジットカードを選ぶ際に大切なのが、自分のライフスタイルに合わせた発行元を選ぶことです。
例えば、電車を頻繁に利用する人なら、鉄道系が向いているでしょう。
よく利用するスーパーマーケットでクレジットカードを発行していれば、ポイントが貯まりやすくなります。
クレジットカード会社の分類によって、特徴が大きく異なるので、しっかり把握しておきましょう。
| クレジットカード会社の分類 | 特徴 |
|---|---|
| 銀行系 | 銀行および銀行のグループ会社が発行元 高い信頼度とステータスがある 発行元の銀行であれば手数料が無料になる キャッシュカードと一体になっている ポイント還元率が低め |
| 流通系 | スーパーマーケットやコンビニなどの小売店が発行元 買い物に特化した特典が多い ポイント還元率が高い 割引サービスがある 独自の発行基準を設けている |
| 鉄道・交通系・航空系 | 鉄道会社や航空会社が発行元 鉄道系は交通IC機能が付いている 航空系はマイルが貯まりやすい |
銀行系発行会社
銀行および銀行のグループ会社が発行元となるのが銀行系のクレジットカードです。
例えば、三菱UFJ銀行や三井住友銀行、みずほ銀行といった3大メガバンクも、クレジットカードを発行しています。
そのほか、ゆうちょ銀行や地方銀行でも発行しており、メインバンクのクレジットカードを持っているという人も多いでしょう。
銀行というステータスもあり、信頼度が高いといった特徴があります。
また、提携先の金融機関を使えば、ATMの利用手数料や振込手数料が無料になるケースがほとんどです。
キャッシュカードと一体型になっているタイプもあるので、カードが嵩張らないのも魅力でしょう。
そのほか、銀行口座と紐付けされた代金を支払うさいにクレジットカードを利用すると、優遇が受けられる可能性もあります。
ただし、流通系や交通系のクレジットカードと比べると、ポイント還元率が低い点はデメリットと言えるでしょう。
ポイント還元率を重視する人は、その他の分類を選ぶほうが賢明です。
流通系発行会社
スーパーマーケットやコンビニ、デパート、などの小売店が発行元となるのが流通系のクレジットカードです。
「イオンカード」や「クレディセゾン」などが流通系クレジットカードに該当します。
普段から利用している小売店が発行しているため、思い立ったタイミングで気軽に作りやすいのが魅力です。
さらに、利用者の対象が主婦や若年層ということもあり、審査基準を独自に設けているケースが多く、銀行系のクレジットカードと比べると審査に通りやすいともいわれています。
また、発行元の小売店で使えるポイント還元率が高く、クレジットカードを使えば使うほどお得にショッピングができる点も特徴です。
普段の買い物でも、クレジットカード会員限定の価格で購入できたり、一定の利用料に達すると年会費が無料になったりといった特典もあります。
銀行系のクレジットカードはハードルが高いと感じる人や初めてクレジットカードを作る人でも申し込みやすい分類と言えるでしょう。
鉄道・交通系・航空系発行会社
JRや地下鉄などの鉄道会社や航空会社が発行するのが、鉄道・交通系・航空系クレジットカードです。
日常的に公共交通機関を利用する人の多くが所持しているクレジットカードでしょう。
例えば、JR東日本が提供しているビューカードは、Suicaユーザーなら持っておきたいクレジットカードです。
Suicaのオートチャージが使えるようになるため、チャージ不足で足止めされることがありません。
また、オートチャージのたびにポイントが貯まるシステムになっており、非常にお得です。
一方、航空系クレジットカードといえば、ANAカードやJALカードが一般的でしょう。
いずれも、航空券の購入だけではなく、普段の買い物でもマイルが貯まります。
国内旅行損害保険や海外旅行保険が付帯しているケースが多い点も航空系クレジットカードの魅力です。
出張や旅行で、頻繁に飛行機を利用する人であれば、航空系クレジットカードをうまく活用するとよいでしょう。
見逃せないのが、鉄道系と航空系が合わさったクレジットカードです。
「ソラチカカード」はANAカードとPASMOが一体になっており、メトロポイントも貯まります。
クレジットカードの選び方
新しくクレジットカードを作りたいけれど、あまりにも種類が多くてどれを選べばいいか分からなくて困っている人も多いでしょう。
続いては、クレジットカードを選ぶ際のポイントを、4つの切り口からそれぞれ紹介します。
カードランク(一般カード?ゴールドカード?)から選ぶ
クレジットカードには、一般カードやゴールドカードといったランクがあります。
ランクが高い方が、サービスやサポートが充実しており、利用限度が上がるため、一般カードよりゴールドカードがいいと思う人も多いでしょう。
しかし、クレジットカードは、ランクが高いほど審査が厳しくなります。
そのため、年収が低く勤務年数が浅い人は、ゴールドカードを持てない可能性もあるでしょう。
クレジットカードを選ぶときは、自分のステータスと照らし合わせることが大切です。
いくらステータスがマッチしたとしても、ランクの高いカードは年会費がかかります。
年会費に見合ったサービスが得られるか、利用額によって年会費が無料になる特典はあるかなどを確認してから選ぶようにしましょう。
年会費無料かどうかで選ぶ
クレジットカードの中には、一般カードでも年会費がかかるタイプのものがあります。
一般カードは年会費無料だろうと思い込んで契約すると、後になって年会費が引かれることに気づくこともあるでしょう。
まずは、年会費が無料かどうかをチェックしてからクレジットカードを選ぶ必要があります。
また、年会費無料と謳っていても、実は条件付きになっているケースも少なくありません。
細かなルールも見落とさないように確認することが大切です。
とはいえ、年会費がかかるクレジットカードはそれなりのサービスが付帯しています。
年会費に見合ったサービスであれば、年会費無料のカードよりも得する可能性もあるでしょう。
サービス重視ではなく、決済機能さえ付いていれば問題ないと考える人は、年会費無料のクレジットカードがおすすめです。
国際ブランドはよく使うお店で選ぶ
クレジットカードは、国際ブランドも意識して選ぶ必要があります。
店舗によっては、使える国際ブランドが限られているケースも少なくありません。
そのため、普段よく使うお店がどの国際ブランドを取り扱っているかを確認してから、クレジットカードを選ぶようにしましょう。
世界で最も流通している国際ブランドがVISAです。
クレジットカードが利用できる店舗であれば、大抵VISAの対象店となっています。
日本はもちろん、海外で買い物をすることが多い人は、VISAを一枚持っておくと安心でしょう。
また、日本だけで使うのであれば、JCBもおすすめです。
海外の加盟店は少ないですが、日本国内の店舗では、JCB独自のキャンペーンやサービスを提供している可能性があります。
クレジットカード発行会社は特典・還元率で選ぶ
日常的にクレジットカードを使うのであれば、特典や還元率で発行会社を選ぶのもおすすめです。
普段よく利用しているスーパーマーケットのクレジットカードを持っておけば、ポイントが貯まりやすくなります。
また、クレジットカード発行会社の提携先では、様々な特典があるでしょう。
電車移動が多い人であれば、交通系クレジットカードが最適です。
交通系ICカードのチャージを交通系クレジットカードに設定しておくと、どんどんポイントが貯まります。
自分の生活と照らし合わせて、よりポイント還元の恩恵が得られるクレジットカードを選ぶことが大切です。
クレジットカード発行会社の選び方は、続いての章で詳しく触れていきます。
クレジットカード発行会社の選び方
国際ブランドよりも悩むのがクレジットカード発行会社の選び方でしょう。
選び方のポイントとなるのは、以下の4点です。
それぞれのポイントについて詳しく解説します。
新規ポイント・特典で選ぶ
クレジットカード発行会社選びに迷ったら、新規入会の特典で選ぶのもおすすめです。
多くのクレジットカード発行会社では、新規契約でポイントやキャッシュバックがもらえるケースがあります。
時期によってキャンペーンの内容が変わることも多いため、クレジットカードが必要となったタイミングで、各社のキャンペーンをチェックしてみましょう。
ただし、クレジットカード発行会社によっては、カード発行後に利用をして初めてポイントが付くケースや年齢が限定されているパターンもあるので、しっかりとキャンペーンの内容を把握することが大切です。
クレジットカードポイント還元率で選ぶ
クレジットカード発行会社選びで欠かせないのが、ポイント還元率です。
クレジットカードの多くは、利用した金額に対してポイントが還元される仕組みがあります。
この時の還元率は、クレジットカード発行会社によって異なるため、より還元率が高い会社を選ぶことが大切です。
最低でも、1.0%以上の還元率があると、ポイントが貯まりやすくなります。
また、dカードのように、d払いを組み合わせるとポイントの二重取りができるようなクレジットカードもあり見逃せません。
クレジットカードを選ぶ際には、ポイント還元率に加えて、どんなシーンで使うとより高い還元率が得られるかをチェックするようにしましょう。
よく使う購入先で決定する
クレジットカードを選ぶ際に押さえておきたいのが、自分のライフスタイルです。
例えば、楽天で買い物をすることが多い人であれば、楽天カードを選ぶとよりポイントが貯まりやすくなります。
また、日常的に公共交通機関を使う場合は、交通系クレジットカードを持っておくとよいでしょう。
いつも利用するスーパーマーケットでクレジットカードを発行していれば、申し込まない手はありません。
このように、自分が頻繁に使う購入先でメリットの多いクレジットカードを選ぶと、普段の生活の中で気がついたらポイントが溜まっていたということも考えられます。
クレジットカードを選ぶ前に、まずは自分の生活を振り返ってみましょう。
お得なクレジットカード発行会社に気がつきますよ。
信頼度ランキングで選ぶ
クレジットカード発行会社を選ぶ際に気になることの一つとして、信頼度が挙げられます。
例えば、銀行系のクレジットカードであれば、ステータスも高い印象があり信頼しやすいでしょう。
また、大手ショッピングセンターや交通系などは、発行元がはっきりしているので安心感があります。
一方、小さな企業が運営するクレジットカードは、知名度も低くなんとなく不安を感じる人も少なくありません。
できるだけ、安心してクレジットカードを利用したいという場合は、信頼度ランキングで比較した上でクレジットカード発行会社を選ぶのもおすすめです。
口コミや評価も踏まえると、より信頼度の高いクレジット発行会社が見つかるでしょう。
おすすめクレジットカード会社一覧
続いては、おすすめのクレジットカード会社5社ご紹介します。
各会社の概要や特徴に加えて、発行されるクレジットカードの特徴も解説しているので、クレジットカード会社選びに悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。
三井住友カード株式会社
日本のクレジットカード会社の中でも「最大手」と言えるのが三井住友カード株式会社です。
| カード会社名 | 三井住友カード株式会社 |
|---|---|
| 主な拠点 | 本社/東京・大阪 |
| 国際ブランド | VISA・MasterCard |
| 会員数(2021年) | 5,239万人 |
| 総取扱高(2021年) | 40兆684億円 |
VISAと提携した日本発のクレジットカード会社であり、「VISAカードを持つなら三井住友カードを選ぶ」と考える人が多く、その知名度の高さがうかがえます。
母体が、三井住友銀行なので、信頼感とステータスがあり、誰でも安心して利用できるクレジットカード会社と言えるでしょう。
ステータスだけではなく、セキュリティ面やサポート体制にも定評があり、例えば、カードの不正利用に関しては、業界最高水準のシステムを導入しています。
24時間365日、不正が起こっていないかをモニタリングしているため、不測の事態を事前もしくは早期に発見可能です。
また、iDやApple Payなどのサービスもいち早く提供しており、日本全体のキャッシュレス化において、なくてはならない存在と言えるでしょう。
さらに、VISAとMasterCardのデュアル発行ができる点は、三井住友カード株式会社の大きなメリットです。
そのほか、ナンバーレスの「三井住友カード(NL)」シリーズは、カード自体に番号や有効期限、セキュリティコードが表記されません。
情報は全てアプリで確認できるため、万が一紛失しても安心です。
このような、先進性の高いクレジットカードを取り扱っているのも、三井住友カード株式会社の特徴といえます。
株式会社JCB
日本におけるクレジットカード会社の老舗といえば、株式会社JCBです。
| カード会社名 | 株式会社JCB |
|---|---|
| 主な拠点 | 本社/東京 |
| 国際ブランド | JCB |
| 会員数(2021年) | 1億4220万人 |
| 総取扱高(2020年) | 33兆8,255億円 |
1962年の創業から60年を超え、長きにわたり多くの人の生活を支えています。
株式会社JCBでは、国際ブランドの運営だけではなく、自社でクレジットカードの発行を行なっているのが大きな特徴です。
長く培った歴史からも、信頼とステータスの高さがうかがえるでしょう。
日本で生まれたカードということもあり、「サムライカード」といわれ、日本人なら一枚は持っておきたいクレジットカードです。
海外拠点も多く、ニューヨークやロサンゼルス、ホノルル、パリなどが挙げられます。
株式会社JCBは、日本国内で唯一の国際ブランドを運営している会社であり、日本のみならず世界で3,500万店を超える加盟店があり、海外旅行でも重宝するクレジットカードです。
国内だけで見ると、VISAやMasterCardよりも便利に使えるシーンが多いでしょう。
また、JCBカードを利用すると、「Oki Dokiポイント」が貯まり、水道光熱費や通信費といった生活費にも活用できる点も見逃せません。
旅行に関するサービスにも長けており、海外には「JCBプラザ」や「JCBラウンジ」といったサポート施設も設置しています。
アメリカン・エキスプレス・ジャパン株式会社
国際ブランドの一つである「American Express」の会員向けサービスを行なっているのが、アメリカン・エキスプレス・ジャパン株式会社です。
| カード会社名 | アメリカン・エキスプレス・ジャパン株式会社 |
|---|---|
| 主な拠点 | 本社/東京 |
| 国際ブランド | American Express |
| 会員数(2018年) | 1億1,400万人 |
| 総取扱高 | ―(不明) |
「アメリカン・エキスプレス・インターナショナル・,Inc」の100 %出資子会社であり、100年を超えるAmerican Expressの歴史を日本に伝える会社といっても過言ではありません。
日本で初めて、American Expressのゴールドカードが発行されたのは1980年でした。
続けて1983年にはAmerican Expressの一般カードが発行され、徐々に浸透していきます。
2000年には、JCBと業務提携を行い、より広く知られるようになりました。
VISAやMasterCard、JCBと比べると、American Expressのシェア率は低いものの、ステータスの高さから憧れを持つ人も多いでしょう。
旅行に特化したサービスを多く展開しているため、頻繁に出張や旅に出かける人にとってもおすすめのクレジットカード発行会社です。
また、セキュリティ面にも長けており、24時間365日利用状況をチェックする不正使用検知システムを導入しています。
そのほか、「アメリカン・エキスプレス・セーフキー」や「オンライン・プロテクション」といったシステムによって、インターネット上で第三者が不正利用しないようにガードしているので安心です。
さらに、買い物後のトラブルに対するサポートも手がけており、破損や盗難にあった場合でも補償が受けられます。
株式会社リクルート
リクルートといえば、求人広告や人材派遣といったイメージがありますが、クレジットカード発行会社でもあります。
「JCB」や「UFJニコス」と提携して発行しており、国際ブランドでも年会費無料で使えるのが魅力です。
| カード会社名 | 株式会社リクルート |
|---|---|
| 主な拠点 | 本社/東京 |
| 国際ブランド | VISA・MasterCard・JCB |
| 会員数 | ―(不明) |
| 総取扱高 | ―(不明) |
株式会社リクルートが提供しているサービスは、クレジットカードだけではありません。
通販サイトや旅行予約サイトなども人気で、クレジットカードを含む株式会社リクルートのサービスを使うと、「リクルートポイント」が貯まります。
リクルートカードでは、いつでも1.2%の高い還元率が得られる上に、リクルート系列のサービスの決済をリクルートカードで行うと最大4.2%のポイントが還元されるので、普段から「じゃらん」や「ホットペッパー」「ポンパレモール」などのサービスを利用している人におすすめです。
貯まったリクルートポイントは、Pontaポイントやdポイントに変えられるのもポイントでしょう。
国際ブランドは、VISA・MasterCard・JCBから選べるので、自分のライフスタイルに合わせて選べます。
イオンクレジットサービス株式会社
日本最大の小売グループであるイオングループの総合金融事業「イオンフィナンシャルサービス」の一部を担うのが、イオンクレジットサービス株式会社です。
イオンクレジットサービス会社では、クレジットカード事業のほか、決済サービスも行なっています。
| カード会社名 | イオンクレジットサービス株式会社 |
|---|---|
| 主な拠点 | 本社/東京 |
| 国際ブランド | VISA・MasterCard・JCB |
| 会員数 | 3,000万人 |
| 総取扱高 | 8.3兆円 |
30年を超える歴史があり、高いノウハウとリソースがある点が特徴です。
会員数は、3,000万人を誇り、小売業ならではと言えるサービスとサポートが得られます。
会員の約6割は女性で、日常的にイオングループを利用している人が多いでしょう。
イオンカードのほかにも、SuicaやKitaca、NEXCOといった交通系クレジットカードやコスモ・ザ・カード、住友不動産など、様々な提携カードも発行しているので、多様なライフスタイルに対応しています。
クレジットカードの利用でWAONポイントが貯まるのが特徴で、全国のイオングループで利用すると還元率は2倍です。
その他、イオングループで行われているキャンペーンや割引が受けられるのもイオンクレジットサービス株式会社が発行するクレジットカードだからこそ得られる特典でしょう。
国内はもとより、海外にもアジアをメインとした22社を展開しており、世界でも頼りになるクレジットカード発行会社です。
クレジットカードの種類についてよくある質問
クレジットカードの種類について、疑問を持つ人も少なくありません。
続いては、一般的にユーザーが持つ質問に対してQ&A形式で答えていきます。
クレジットカードの種類をしっかりと把握して、より便利でお得なクレジットカードを選びましょう。
クレジットカードの使い方は?いつ使える?
基本的に、クレジットカードの国際ブランド加盟店であれば、支払いの際にクレジットカードを提出するだけで利用可能です。
ただし、自分の持っている国際ブランドが非対応であれば、利用できません。
レジ前や店舗の入り口に、国際ブランドのマークが掲げられているので、チェックしてから利用しましょう。
マークがみつけられなかった場合は、お店のスタッフに使えるかどうかを確認すると安心です。
また、実店舗だけではなく、オンラインでもクレジットカードは利用できます。
オンラインで使う際は、決済の段階でクレジットカードを選び、クレジットカード番号や有効期限、セキュリティコードなどを指示通り入力しましょう。
サイトによっては、一度クレジットカードの情報を登録すると、次回以降入力なしで決済できるケースもあります。
カードのランクの見分け方はある?
クレジットカードの多くは、ランクによって券面の色を変えています。
例えば、ゴールドカードであれば、券面が金色になっているケースが多いでしょう。
プラチナカードの場合は、シルバーやダークグレーが一般的です。
中には、ラグジュアリーカードのように金属製のものもあります。
ブラックカードは、黒色とは限りません。
一方、一般カードはキャラクターデザインが施されていたり、クレジットカード発行会社のカラーリングになっていたりするケースが多く見られます。
ほかのランクも、クレジットカードの種類によっては、ランクに沿った色が施されていないこともあり、必ずしも色や質感だけでランクを見分けられるとは限りません。
クレジットカードを使うメリットは?
近年、電子マネーが流通しており現金を持たない人が増えています。
クレジットカードも、同じく現金を持ち歩く必要がなく、買い物のたびにATMに立ち寄る必要がありません。
また、クレジットカードを利用すると、ポイントが貯まる点もメリットでしょう。
ポイント還元率が高いクレジットカードを選べば、さらにお得に利用できます。
日常生活での買い物や公共料金の支払いなどでクレジットカードを利用している人であれば、あっという間にたくさんのポイントが貯まるでしょう。
そのほか、航空系クレジットカードを利用すればマイルを貯められるので、旅行や出張でも役立ちます。
クレジットカードの利用料金は、明細にまとめられているため、お金の管理が苦手な人にとってもメリットがあると言えるでしょう。
通販ですぐ使いたい!ネットで即契約できるカード会社はどこ?
いますぐにクレジットカードを契約するなら、三井住友カード(NL)がおすすめです。
三井住友カード(NL)はネットで契約すると最短5分でカード番号が発行されます。
カード自体は翌日以降発送されますが、ネット通販であれば、すぐにでも利用できるので安心です。
電子マネーも追加できるので、コンビニやスーパーマーケットなどでも、便利に使えます。
ただし、最短5分の受付は9:00~19:30までなので注意しましょう。
さらにおすすめなのが、VISAカードでは国内初となるカードレスタイプの三井住友カード(CL)です。
こちらも最短5分でカード番号が発行され、Apple PayやGooglePayに設定すると実店舗でもすぐに使えます。
国内ではなく海外で使いたいと思ってるけどJCBとVISAどっち?
海外でクレジットカードを利用するなら断然VISAカードがおすすめです。
国際ブランドの中でも、VISAは最も広く浸透しており、クレジットカードを使えるお店であれば大概使えます。
VISA同様に、MasterCardも海外旅行で使いやすいカードなので、それぞれ1枚ずつ持っておくと安心でしょう。
JCBも海外で使えるケースが増えていますが、そもそも日本発の国際ブランドということもあり、どうしても世界でのシェア率が低いのが特徴です。
JCBカードだけを海外に持っていくと、使えないケースが多いので注意しましょう。
反対に、日本ではJCBだけを取り扱っている店舗もあるので、利用する場所に合わせて国際ブランドを使い分けることをおすすめします。
クレカの支払い方法は?一括払い?分割払い?
クレジットカードの支払い方法は、基本的に「一括払い」「分割払い」「リボ払い」の3パターンがあります。
一括払いは、利用した翌月の支払日に全額支払う手段で、支払い手数料がかかりません。
一方、分割払いの場合は、事前に支払い回数を指定して支払います。
例えば、2回払い、3回払い、12回払いなどがあり、3回以上になると手数料がかかるのが特徴です。
リボ払いでは、事前に決めた一定の金額を毎月支払います。
商品の代金と合わせて利息が発生するため、支払い期間が長くなるほど支払総額が多くなるので注意が必要です。
とはいえ、月々の支払額が一定になるので、支払計画を立てやすいといったメリットがあります。
学生、新社会人とでクレジットカード審査は異なる?
学生専用のクレジットカードは、アルバイトの収入を聞かれることがありますが、基本的にはさほど重視していません。
それよりも、携帯料金の遅延や家賃の滞納などがないかどうかをチェックされます。
一方、新社会人の場合は、勤務先情報や属性などをスコアリングし、審査をするのが一般的です。
つまり、一般の社会人と審査内容は変わりません。
ただし、クレジットカードの中には、学生専用タイプもあるので、新社会人の場合は18歳以上対応になっているクレジットカードを選ぶ必要があります。
クレジットカードの作り方を知りたい
引き落とし口座はどこになるの?
クレジットカードの支払い方法として一般的なのが銀行口座からの引き落としです。
引き落とし口座は、契約の段階で決められます。
支払い忘れを防ぐためには、給与が振り込まれる口座を引き落とし口座に選ぶと安心でしょう。
また、銀行系クレジットカードを作った際は、同系列の銀行を利用するのもおすすめです。
例えば、三井住友カードを利用している場合、三井住友銀行の口座を利用すると手数料が優遇されるといったメリットがあります。
基本的に、どこの口座を使っても問題ありませんが、できるだけメリットの多い口座を選ぶことが大切です。
ステータスカードの基準はどこから?
ステータスカードは、一般カードと比べて利用限度額が高く、入会審査が厳しいのが特徴です。
その分、ステータスカードを持っている人は、社会的信用が認められたといっても過言ではありません。
ステータスカードの中でも、ゴールドカードは多くの人が持ちやすいクレジットカードです。
一般カードよりは、収入や勤務年数、年間の利用料金といった基準が上がるものの、一般会社員でも審査に通る可能性があります。
しかし、プラチナカードになると、一気に審査の基準が跳ね上がり、誰でも持てるわけではありません。
基本的に、基準は各社とも非公開ですが、旅行損害保険における最高補償額の相場が1億円であるため、相当な年収や年間の利用料金が必要であることがわかります。
学生向けのクレジットカードはある?
大学生になると、一人暮らしをする人も多く、クレジットカードがあると便利なシーンも増えます。
しかし、クレジットカードを作るためには、一定の収入が必要と思っている人も多いでしょう。
実は、クレジットカードの中には学生専用のタイプもあります。
また、学生専用ではなくても、18歳以上であれば作れる若者向けのクレジットカードもおすすめです。
学生専用タイプは、在学中は年会費が無料になったり学生だけが得られるポイントがあったりと特典も多くあります。
ただし、学生がクレジットカードを持つためには、保護者の同意が必要となるため注意しましょう。
また、18歳以上が条件になっていても、高校生は不可となっているケースもあるので、確認してから申し込む必要があります。
まとめ
- クレジットカードには7種類の国際ブランドがある
- クレジットカードのランクは4種類に分類されている
- クレジットカードの特徴は、クレジット発行会社によって様々である
- ライフスタイルに合わせて、最適なクレジットカードを選ぶことが大切
この記事では、「クレジットカードの種類」について詳しく解説しました。
クレジットカードには、世界で利用できる国際ブランドが7種類あります。
中でも、VISAやMasterCardは世界でのシェア率が高く、海外旅行を多くする人であれば1枚は持っておきたい国際ブランドです。
日本発の国際ブランドとして、日本でのシェア率が高いJCBも持っておくと安心でしょう。
また、ランクが4種類あるのもクレジットカードの特徴です。
ランクはクレジットカードの色で表され、「一般カード」→「ゴールドカード」「プラチナカード」「ブラックカード」の順に上位になります。
近年は、一般の会社員でも条件を満たせば、ゴールドカードが持てるようになりました。
ただし、プラチナカード以上は、一気に基準が上がり誰でも持てるカードではありません。
このように、クレジットカードと一括りにしても、その種類はさまざまで、さらにクレジット発行会社を踏まえて考えると、何パターンにもなります。
自分のライフスタイルを踏まえた上で、より利用しやすいクレジットカードを選ぶように心がけましょう。



















